ミシンの歴史

最近になって裁縫を始めました。 手縫いでチマチマ塗っていくのもいいのですが、やはり手間なのでミシンも良いなと。 そこでふとミシンの歴史に興味が出たので軽く調べてみました。

現代の電動のミシンになるまでの推移を辿ってみましょう。

ミシンのかたちになるまで

  • 1589年 イギリスのウイリアム・リー氏が編機を発明された。
  • 1755年 ドイツ出身でイギリスで活躍されたヴィーゼンタール氏が、1790年 イギリスのトマス・セイント氏がそれぞれ別の仕組みのミシンを発明するが、どちらも量産されず。
  • 1810年 ドイツの靴職人クレムス氏が針先端に針穴がついたミシン針を発明。近代ミシンの原理の基礎となる。
  • 1830年台はじめ アメリカのウォルター・ハント氏が現在のミシンとほぼ同じ構造のミシン針の先端に穴に上糸を通す仕組みのミシンを発明。
  • 1850年 アメリカのアイザック・メリット・シンガー氏が現在のミシンとほぼ同じ構造のミシンを発明。

電動ミシンになるまで

現在は電力を用いた動力が主流だが、その技術が普及する以前は足踏みミシンが用いられていた。

足踏みミシン

人の足先の上下反復運動を回転運動に変換する仕組み。 現在では電力が不要な点が発展途上国での活用の面で再評価され、無償で譲渡されている。

ミシンの技術の発展に関連した事柄

ミシンは糸を素早く布や皮に縫い付けることができますが、裏を返せば大量の糸がなければ意味がありません。 このため、糸を作る技術の発展がミシンには欠かせないのです。

糸は植物の繊維や動物の毛から作られます。これを紡績(ぼうせき)と言います。

産業革命時代、この紡績を効率的に行う紡績機の発展とともにミシンの発明があったということですね。